PROJECT

近江舞子プロジェクト

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戸建事業部 チーフ

鷺山 慎哉さん

ゼネコン関連の工事会社で現場監督などの経験を積み、2014年に京阪電鉄不動産に入社。入社当初は事業推進部 マンションチームに所属。その後、開発企画チームに移動し、第1期「近江舞子プロジェクト」に参加。事前調査や現場となる地元関係者との調整などに奔走する。
さらに「エバーグレイズ琵琶湖」工事全体の管理を担当。第1期工事が終了し、グランピングリゾートがオープンしたのを見届けた後、現在は戸建事業部のチーフとして戸建用地の整備・推進を担当している。

事業推進部 開発企画チーム スタッフ

加藤 僚平さん

大学では都市社会学を専攻し、まちづくりへの興味からデベロッパーの仕事に興味を抱く。2019年、新卒で入社。入社後3年間は流通事業部で不動産仲介の業務を通じ、不動産の基礎を身につける。
2022年の夏から「近江舞子プロジェクト」に参加。第2期のアウトドアアクテビティ開発で中心的な役割を担う。若手にも大きな裁量権が与えられるところが京阪電鉄不動産の魅力であると語る。

事業推進部 開発企画チーム スタッフ

石﨑 知哉さん

大学では会計と財務分野を学ぶ。2021年に入社し、7月より「近江舞子プロジェクト」に携わることに。エリア内において太陽光発電事業を担当し、3年がかりで完成に導く。現在は第3期に予定されている近江舞子ホテル跡地を活用したホテル事業計画を手掛けている。今後もエンタメ性のある非日常空間を作り出していくことが目標。

自然豊かな広大な土地を
新たなリゾートに。

京阪電鉄不動産は、滋賀県大津市内の琵琶湖・湖西エリアに所有する13haの土地開発を手掛けています。
第1期開発は国定公園事業執行認可を受けて実施。徹底した自然環境への配慮と、地域との連携を重視した運営スタイルで第1期~第3期までのプロジェクトが進行しています。
2021年に第1期プロジェクトであるリゾート宿泊施設「エバーグレイズ琵琶湖」が完成しました。

CONVERSATIONS

プロジェクト始動から
「エバーグレイズ琵琶湖」開業まで。

  • 鷺山:

    2016年に「近江舞子プロジェクト」が始動して約9年。2021年に第1期プロジェクトである「エバーグレイズ琵琶湖」がオープンしました。私は2019年から事業に携わってきたのですが、加藤さん、石﨑さんがこのプロジェクトに参加したのはいつ頃からでしたか?

  • 加藤:

    私は2022年の夏からです。それまでは流通事業部で不動産仲介の業務に携わっていました。
    当プロジェクトは社内でも特徴ある事業でしたので、以前から興味を持っていました。

  • 石﨑:

    私は2021年に入社してすぐ、このエリアで行われている太陽光発電事業に携わりました。発電所工事は2024年10月には完了予定です。工事完了の翌月からはこの施設で発電した電力を売電する予定です。

  • 加藤:

    鷺山さんは私たちのなかでも初期段階からこのプロジェクトに携わっていますが、その頃で一番大変だったことは何ですか?

  • 鷺山:

    このエリアは琵琶湖国定公園内の集団施設地区であるため、自然公園法の厳しい規制のなかで計画を進めていかなくてはならなかったことですね。

  • 石﨑:

    しかし、そういう縛りがあったからこそ、自然との共生をテーマとした開発という方向性が定まったんですよね。
    京阪グループが提唱するSDGs達成に向けた取り組み、「BIOSTYLE PROJECT」に沿った取り組みでもありました。

  • 加藤:

    アウトドア志向の高まりやグランピングのブームを見越した先見性も大きな特色ですね。
    ただ、まだ世間的にそういう需要が見込めず、これまでどこも開発を手掛けていなかった「近江舞子」という土地で、当社に協力してくれる事業者を探すのにも苦労したと聞いています。

  • 鷺山:

    なかなか協力会社が見つからなかったので、複数の会社に向けてプレゼンを行いました。また、さまざまなアウトドア型宿泊施設の見学も行いましたね。そして東京で開催されたアウトドア関連イベントを通じて出会ったのが株式会社エバーグレイズさんです。同社はこれまで日本にあまりなかった、自然地形を活かしたグランピングを手掛けている会社です。おかげで日本でのリゾート開発の枠に収まらない発想を開発に取り入れることができました。
    その一つに、先方から、エリア内にカヌーコースを作れないかという提案があり、そのおかげでグランピングリゾートとしての「エバーグレイズ琵琶湖」の個性が生まれたと思います。

第2期プロジェクト、
そして第3期に向けて。

  • 鷺山:

    その後、近江舞子プロジェクトは第2期、第3期へと発展していく予定ですが、第2期に関してはアウトドアアクテビティ拠点の拡充が計画されていますね。

  • 加藤:

    「エバーグレイズ琵琶湖」とホテル跡地の間に位置する第2期の開発は、地域に開放された交流拠点、という発想が原点にあります。私は子どもたちの遊び場や「道の駅」のような商業施設を誘致し、近江舞子エリア来訪者のアウトドアアクティビティ拠点を創ることを提案しています。さまざまな年齢層の人々が楽しめるエリアにしたいです。また現在提案中ですが、車中泊ができるようなエリアも整備したいと考えています。これは京阪電鉄不動産で自社運営する新たな試みとなりそうで、今から楽しみですね。

  • 鷺山:

    ナショナルサイクルルート「ビワイチ」に面していることを活かしたサイクリング拠点としても面白い展開が期待できますね。

  • 石﨑:

    プロジェクトにおける開発の第1期・2期・3期はまさに「ホップ・ステップ・ジャンプ」。
    私は第3期も手掛けているため、これまでの実績を活かしながら段階的にエリア全体の価値を高め、世間への認知を広げていく戦略を取っていこうと思っています。

  • 鷺山:

    第3期の開発は京阪グループの近江舞子ホテル跡地を利用したホテル建設を予定しています。

  • 石﨑:

    近江舞子のロケーションを活かし、自然と日常の結び目となるような新たなホテルづくりを目指しています。
    ただ、第1期の「エバーグレイズ琵琶湖」開発の際と同様に、ホテル建設においても開発に利用できる土地面積の法的な制限があることに加え、工事費の高騰などの経済情勢の課題もありますが、総力を挙げて成功につなげていきたいですね。

  • 加藤:

    アウトドアレジャーも楽しめ、グランピングも楽しめる。そしてホテル宿泊という選択肢もある。そんなふうにあらゆる楽しみを提供できるエリアにしていきたいです。

プロジェクトを通しての、私たちの成長。

プロジェクトを通しての、
私たちの成長。

  • 鷺山:

    私はこのプロジェクトに関わる前から、プライベートで毎年、夏になると近江舞子に泳ぎに出かけていました。そのエリアがオールシーズン楽しめる場所として発展していくのはとても感慨深いです。また、地元の地主の方々や自治会長の方など多くの人々と接し、意見交換しながら仕事を進めることができたことはとても有意義でした。

  • 加藤:

    次々と新しい知識を仕入れながら熟考して解決を導き出す…。
    前例がない仕事を手掛けることで、職業人としても大きく成長することができていると思います。

  • 石﨑:

    私は新卒で入社してすぐこのプロジェクトに携わったため、学ぶことが多かったですね。自分の頭で考え、わからないことは行政の方やコンサル会社にも助言を求めながら仕事を進めていきました。

京阪電鉄不動産だから
できること。

  • 鷺山:

    京阪電鉄不動産は私たち担当者に大きな裁量権を与えてくれる会社であると感じています。また、第1期の工事では、土地の特性や事情を熟知した地元の工事業者さんとお仕事をしました。こういう社内の固執された考え方以外でも仕事ができるところに京阪電鉄不動産という会社の特長を感じますね。

  • 石﨑:

    電鉄系デベロッパーということもあり、地域交通にも携わりながらスケールの大きな仕事ができるのも大きなポイントですね。「まちづくり」の醍醐味を味わっています。

  • 加藤:

    この近江舞子の土地は旧京阪電気鉄道が約50年も前に取得したものでして、半世紀もの間、手を付ける時期をうかがっていた会社の資産がプロジェクトとして動き始めたことに、途方もないスケールの大きさを感じます。そしてそのプロジェクトに携わることができて、ほんとうに光栄ですね。

  • 鷺山:

    自分の考えたとおり、決定したとおりに計画が進んでいく…そんなダイナミズムを感じながら働けたことが最大の収穫です。これからもそんな大きなやりがいと充実を感じながら、「近江舞子プロジェクト」の完結を目指していきたいです。

※2024年9月27日時点の内容です。

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